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著書

卯木孝著作

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​M&Aと世界帝国 

​出版社ウエッブサイトより

M&Aによって他の企業を買収した企業は、歴史上の「世界帝国」のような存在になっている。本書では、M&Aで生まれた企業帝国と世界史に登場する世界帝国を取り上げ、「なぜある帝国は長く続き、ある帝国は短期間で崩壊するのか」という問いに答えるべく、独自の物語を紡ぎ出している。

 

M&Aや征服によって形成された帝国は、「親会社」や「母国」とも言える単一の権威や中心が、「子会社」や「植民地」とも言える周辺に拠点を置く別の集団を支配・統制する階層的な関係を持っている。その発展や構造の類似性から、著者は、欧米やアジアの歴史上の帝国の事例や主要なM&A事例を見て、M&Aによって生まれた長寿の帝国やグローバル帝国には、組織・社会における「寛容」の実践という共通の文化的特徴があると主張している。

 

M&Aや帝国をテーマとした書籍はあるが、文化が両者に与える影響について考察したテキストは今のところない。本書は、そのような空白を埋めるべく、M&Aの実務家や経営学・歴史学の学生、研究者に、国家やM&Aを問わず、帝国を存続・繁栄させる要因について、明瞭且つわかりやすくヒントや示唆を与えることを目的としています。

​目次

序文 1.  はじめに 2. 帝国の概要 3. オランダ東インド会社海の帝国  4.モンゴル帝国と寛容の実践 5.松下電器産業の映画ビジネス帝国 6.ソニーの映画ビジネス帝国 7. 結論 帝国とM&Aにおける寛容性の影響

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国際関係と太平洋戦争の起源 

出版社ウエッブサイトより

「国際関係と太平洋戦争の起源」は、日米関係の歴史を検証し、1941年の日本の真珠湾攻撃によって勃発した太平洋戦争の起源を、国際関係論の枠組みで検証した本である。

 

卯木孝氏は、当著書で日米関係において起こった重要な出来事を体系的に把握し、戦争勃発に関わるその意義を分り易く解説することを目指しています。

 

国際関係論の主要理論を用い、現在の東アジアの国際関係の動向と1941年までの日米関係の類似性を提示することで、この本は世界の時事問題を分析する際に理論を用いる公共政策立案に携わっている者等に参考となる新たな視点を提供することを目的としています。

目次

序文、はじめに 太平洋戦争(1941-1945)の概要 1.国際関係におけるリアリズムと権力移行  2.日米関係史 1853-1941  3.IR 理論と太平洋戦争の起源  4. 結論 太平洋戦争と東アジアの未来

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競争法、国益、国際関係 

出版社ウエッブサイトより

現在、各国が施行する競争法の多くは、反競争的行為を規制することにより、消費者の福祉を保護し、公正な競争を促進することを目的としています。しかし、このような共通の目的にもかかわらず、国際社会には共通の国際競争法が存在しない。本書は、その理由を探るために、カルテル、競争法の域外適用、企業合併・買収に関する競争法の事例分析を通じて、競争法の執行と国際関係の関係を、国際関係理論を用いた独自の学際的アプローチで説明するものである。

本書は、この関係の検討を通じて、国際関係のあり方に対する国家指導者の見解が、時として、公正な競争と消費者福祉に不利益をもたらす競争法の恣意的な過剰施行や軽視につながる理由を考察する。また、競争法の問題に直面しているグローバル企業投資家に対して、このような見解にどのように対応すればよいかを提案する。

​目次

1. はじめに2. 競争法の発達と仮説 3. 国際関係論の概要 4. カルテル 違法か、国益か?5. 競争法の域外適用 6. M&Aと国益 7. 結論

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